見えない世界の不思議についてひたすら綴ります

心がスーッとなるブッダの言葉
書店で、ついで買いしておいたこの文庫本
意外に良かったので、ご紹介


 心がスーッとなるブッダの言葉 (成美文庫)


著者は日本在住のスリランカ人で、
初期仏教に基づく、ものの考え方や見方を書いている。
すごく簡単で分かり易い本だ。
仏教用語も非常に少ない。

かつて仏陀が直接、弟子や民衆に語っていた言葉は実にシンプルだった。
そのシンプルさが、煩雑な生活の中で際だってくる。
ちなみに仏陀は宗教というものは、否定派だったとか。

5章32項目ならなる、この本の中で一番印象的なのは

「悩み事を抱えている方へ、
 本当に、今、この時に困っていることですか?」の問い

今、この時に困っているのは稀であり、
実際の悩みは、将来のことや過去のことを
頭の中で反芻しているだけなのだ、という。
それは妄想であり、現実ではない。
今のこの時に意識を向けてみなさい、というくだり。
この時の積み重ねが、続いて行くだけなのだから
今が大丈夫なら、この先も大丈夫。


人間関係で悩んでいる人向けの章も。

嫌いな人間がいる…挨拶しても無視される…という時、
挨拶をしたら、返してくれるというのは貴方の願望で
人は必ずしも、貴方の願望通りには動きませんとある。

言われてみると、多くがそうだろう。
嫌いなあの人…
……そうか、私のことを認めてくれないからだ…とか
……私ではなく、ほかの人ばかり構っているからだ…とか
……これだけ尽くしたのに無視されるのは、見返りを期待したからだ…
など、嫌いという感情の裏側には、自分の欲望があったことを教えてくれる。
目から鱗。笑
一気に嫌いな人間が減る魔法のようだ。


一方で、流行のスピリチュアル本とは逆の面もある。

「祈りなんて役に立たない」

最近のスピ本では、祈りだとか宇宙にリクエストだとか
当然のように説明されている。
しかし、この本ではバッサリ切り捨てる。

「自分はがんばらなくても、祈れば何かを得られる。
 それは怠け者の発想だと思いませんか?」

と、ぶった切りにしている。なんという潔さ
まさに私好みの章になっている。笑
たまに同じ事をクライアントさんに言っていたのだから。
祈ることで、天の援助を仰げることもあるけれど
それは助力なのだから、何もしなくていいわけはない。
だったら、期待せず、祈らず動けという潔さは素敵だった。


終いには

「スピリチュアルには意味がない」で締めくくられている。


この本一冊をバイブルにしてしまうのは、どうだろうと思うが
これまでのスピ本になかった、新しい見方がある。
久しぶりに新鮮な読了感だった…。

すごく疲労しきった残業後の電車の中で、まさに癒しアイテムとなった。
目線の変え方次第で、生きやすくする方法というのは
時に神頼み的になり、なんの努力も要らないと誤解されがちだが
自分で頑張るための意識の変え方をお勉強できる本だった。

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