見えない世界の不思議についてひたすら綴ります

謎の落とし物
私が子供の頃、父は営業職についていた。
日々、顧客さんの家を回る。
わりとのんびりしていた時代だった。

毎日、あちこちの家々を回っていると、
途中で面白い落とし物を見つけていたようで
ある日、開封していない1ダースの消しゴムを持って帰ってきた。
道路のカーブに落ちていたものということで、
おそらく文房具の配達の人が
気がつかないうちに落ちてしまったんだろう。
そんな感じで妙な落とし物を拾うのが癖になっていた。
ちなみに私も、デカビタCが箱ごと道に落ちていたとき
数本頂戴した。
たばこがワンカートン落ちていたときもあったが、
未成年だったため、それはスルーした。


それよりもずっと前、小学校低学年の頃の話

私と妹は母に連れられて、近隣の林に入っていた。
見渡す限りの平地に住んでいたので山というような山はなかったが
雑木林に入ると、山菜が採れたので
レジャー感覚で子供のときにはよくついて行ったのだ。

その日は、いつもより遠くのちょっとした山がある地域にいき
そこでタラの芽を取っていた。

私と妹は山の中で、勝手に冒険をはじめて
遊んでいた。

そのときに、山中だというのに
枯れ葉の上にバラっとおもちゃが散乱していた。
それは今さっきまで誰かが使っていたかのような感じで
新品のように綺麗だった。
でも、どれもパッケージはなく、同じものばかりでもない。
だれかがそこに置いていったという感じなのだ。

まだ覚えているのが、赤いチューリップ型のプラスチックの真ん中に
丸い鏡がはまっていて、
その下に緑の茎がついたおもちゃの手鏡。
実はまったく同じものを私は持っていた。

そのおもちゃは年齢的にちょうど私たち姉妹が普段使っているような
そんなものばかりで、おもわず物色していた。

ビニールポーチにはいったおもちゃのメイクセット
プラスチックの小物
そういったものが多かったが、奇妙なことにどれもこれも
ぴかぴかにきれいなものばかり。
でも、ポーチの中身がバラっと詰まっていたりと
新品ではないことが分かった。

私たちは、数個ずつ拾って母親の元へ戻った。

母親はそのおもちゃを見ると血相を変えて言った。

母「どこでそんなもの拾ってきたの!!!」

あわててその場所へ母親をつれていくと、まだ残ってるおもちゃをみて
母がいった。

母「一つ残らず、全部、その場所に戻しなさい
  絶対に持って帰っちゃダメ」

母が怖かった。
これまでも拾いものをしてきた父にはなにも言わなかったのに。

私たちはそこに拾ったものを全部戻した。

大人になってみれば、おかしいと思う。
あんな山中、子供だけで入れるわけがないのだ。
民家のある辺りからは遠すぎるので、そこまでいくのに車が必要。
隠れ家にしても、落ち葉の上にそのまま物を散乱させておくわけがない。
カラスがパクったのではないかとも思ったが
同じ年齢の子が遊びようなおもちゃ限定というのも変だし、
くわえて運べるようなものばかりではない。
なにもかもおかしいシチュエーションだ。
それに、誰も入らないような山中で綺麗なおもちゃ…
鏡はまったく汚れていなかった。

あれはいったい何だったのだろうと今でも思う。

ちなみに、近所のスーパーの駐車場でキティのビニールポーチを拾ったときには
母はなにも言わなかった。
むしろ、ひろっちまえ、と言った。

なんであのときだけ、血相を変えて怒ったのだろう…。
いまだに謎だ。

後日、全く別の場所でこれと似た話を見かけた。
山中にきれいなまま放置されている人の服や物などは
人間ではない存在が使うから、持ってかえってはいけないのだそう。
そういえば、母親はわりと山がある地方の出身だった…
恐れることなく物を拾ってきていた父は横浜っ子だが。

Comment

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軽くホラ~
これからの季節にw
ほんとうにあった○○なハナシ♪いいっすね~
ひねもすのたり | URL | 2009/07/07/Tue 23:11[EDIT]
本当は冬のほうが幽霊は活発なのですが
納涼ということで。
紫音 | URL | 2009/07/08/Wed 10:31[EDIT]
え!?
幽霊に季節が関係するんですか!?活発ってなに~(>_<)
sayo | URL | 2009/07/09/Thu 20:45[EDIT]
夏といえば幽霊ですが、草木などの自然、そのほか様々なものの
生命エネルギーが強い夏より
枯れてる冬のほうが、霊は行動しやすいのです。うふふ
紫音 | URL | 2009/07/09/Thu 22:23[EDIT]
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