見えない世界の不思議についてひたすら綴ります

コノハナサクヤ姫
「すこし前の話ですが、外国人の神職の方が誕生しました…」

『世界のひとつの国の文化には留まらぬものよの
 この先々もこうした異文化について
 日本の国々でも多々生じるであろうな
 異文化との交流で生まれるものの結果は見ておる
 そうすることにより、何が起こるかよの
 まわりの人々も多くを考え、神職とは何か
 神道とは一体、そもそも何であったのか
 本質的な部分をそれぞれが見直しせざるを得なくなるわなあ
 たった一人異分子が生じることで
 多くの物事が生じ波紋を広げる
 まあ己の有様を見ることよの
 もしも神々との縁がなければ、こうしたことは叶うまいよ』

「まるで実験のようですね」

『ほほほ、全て完成されたものなぞないわ
 ここまで人類がやってきたのも
 この先も、皆どうしてゆくか、わらわは見届ける義務がある
 無駄な手助けはせぬのは、そのためでもあるものよ、ほほほ
 面白いではないかえ?
 こうした者らの存在が人々の目に映る機会が増えたこと
 元より日本に生まれし人の子らは、どう考えるかの…ほほほ』

「外国人のその方は、生前の約束で日本へ来たのでしょうか?」

『ほーっほほ、当然であるな
 して、ここまで縁がありやってきたものよ
 永劫に留まるかは自由じゃ
 本人にも、この国のあの姿にどうしようもなく
 心が惹かれる理由があったのじゃな
 そういった人らが望んでこのような一石を投じる役を担ったもの
 神職など形だけのものと思うでない…
 神々にもよりけりじゃが、
 なにがしかの決まった形式を好む神々もおるということよの
 こうして人の子らと接触を図るのをよしとする神々とは一部となる』

「やはりあのような職業は必要なものだったのですね」

『無論のことよの
 日本の国に多くの社があり、代々祀られてきておるのは
 人の子の中にいつのまにかしみついておるからじゃ
 知らず知らずのうちじゃが、神々の存在を認めておるから守られたもの
 信仰心なぞ関係はない…
 心の底では知り得たことなのじゃ
 だからこうして皆、そこに社があることを当然のことと感じておるのよ』

「赤い鳥居は子供の時から無性に怖く入れません…
 大人になってからもですが」

『朱色の鳥居だけが怖いのではなかろうな。
 ほーほほ。ほかにも見えぬ物事があるはずじゃなあ
 己が怖いもの、心惹かれるものには相当の理由がある
 分からぬでもよろしいわ
 とりたて知る必要はなかろうなあ
 過去の世で宇宙におっただのなんだの騒ぎすぎるものの多いこと
 今、ここに生かされている自分を認めずに
 何になろうと申すのじゃ
 むしろ今ある己の人生こそ基本となるもの
 己の価値を過去の履歴に求めてどうするのじゃ…
 全くつまらぬことを人らは気にするものじゃ』

「本当の私って何?と聞く人こそ、そう聞いている貴方が本当の貴方ですよと
 言いたくなってしまうときがあります」

『己の価値を認めず、己をないがしろにするものじゃなあ
 いつにいたっても、今の自分に価値を見いだせぬ者は
 何を得てもずっと同じであろうよ』

「やっぱり、今なんですね…今日はありがとうございました」

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